静止視力と動体視力
一般的に「視力」と言われているものは、静止視力のことを表しています。 視力とは「ものを見分ける能力」のことです。 例えば眼科クリニックなどで受ける視力検査で、0.2や1.5などの数値で示される視力は、 全て静止視力となっています。静止視力とは、止まっているものを見る力で、 他にも視覚機能には様々なものがあります。静止視力の低下によって動体視力 、 深視力、コントラスト感度も低下することが分かっており、例えば、スポーツ選手に 求められる静止視力は通常1.0〜1.2くらいで、実際プロ野球選手の約70%、Jリーガーの約85%は 1.0以上の裸眼視力を持つと言われています。動体視力とは、動いているものを 視線をはずさずに追い続けられる能力の事です。 一般的には、何もつけない状態で測定した 視力(裸眼視力)または眼鏡やコンタクトレンズによって矯正した視力で、1.0以下が異常と 考えられています。しかし普通の生活では視力が0.7程度あれば支障はないと言われています。 また左右の視力のバランスも重要です。片目の視力が良好で、もう一方の視力が 極端に悪いことに気づいていない場合も多く、このような場合では、遠近感が悪くなっていることが 考えられます。視力は通常、片目ずつの能力を指しますが、両眼の視力が良いことは単眼のときよりも 視野では25%拡大が見られ、視力では約10%よくみえるといいます。